2008年の広島カープ・広島カープの試合を細かく分析します。   シーズン中は試合コラムも書きます。 コメント・TB大歓迎です。

9/26 広島−ヤクルト 22回戦 夏を克服した高橋建の更なる進化が楽しみ

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〜赤ヘル眼〜

夏を克服した高橋建の更なる進化が楽しみ

「夏が来れば 打たれ出すー」

これは開幕前、私が高橋建に作った動揺「夏の思い出」の有名な替え歌であるが、こんな曲を作ってごめんなさいと思わせるような今年の高橋建の夏以降のピッチングであった。
今季の高橋建の夏以降の成績は15試合に先発登板して4勝2敗であるがこれにはこの日の登板のように先発として試合を作りリードをした状態で降板しながら、リリーフ陣が崩れて勝ちがつかなかったような試合も何試合かある。
今年の高橋建は夏にむしろ強かったと思わせるような投球内容であった。

高橋建といったら過去の傾向からどうしても「夏までの投手」という印象が強い。
先発として開幕から6連勝くらいしたようなシーズンも、シーズン終盤になるとその貯金が全くというほどなくなっていた。
シーズン通して良い成績をあげたシーズンがほとんどないのにもかかわらずオールスター出場も何度かある。
中継ぎとして登板した昨シーズンもシーズン序盤は比較的安定していたものの、夏場の6月後半から8月にかけていつものように大きく崩れて信頼を失った。
4年くらい前に鬼門の夏対策として禁煙を決行してみたが、それでも効果は出なかった。
その高橋建が38歳になった今夏、鬼門の夏を克服したかのような成績をあげたのだ。

その一番の要因はピッチングスタイルの変化ではないだろうか。
高橋建の去年までのピッチングスタイルはどちらかというと速球派であった。
調子が良ければ140キロ代後半まで出るストレートを武器に調子の良い時は打者が見逃し三振を次から次へとしていた。
ただ調子が悪くなる、ストレートが走らない状態の時にも調子の良い時のようなピッチングをして、そこを打者にポンポン打たれるようなシーンが特に夏場以降に多く見られた。
それが、今年の高橋建は違った。
まるで技巧派の投手のように変化球を両サイドに投げ分ける。
球種もその日の調子の良い球を投げているに見え、スライダー・シュート・シンカーなどを使い分けてきた。
この日は普段あまり見せないカーブを右打者に多く使い、打者のタイミングを外していた。
ストレートが走ってなくても、調子が良くないながらも、技術で交わしてピッチングが出来る。
これが若々しいスタイルを持ち続けてきた高橋建の変化から出た、夏を克服した要因ではないだろうか。
今シーズンはストレートの球速も148キロ出るような時もあり、大ベテランと感じさせない、むしろさらに進化をしているようなシーズンであった。

来季も間違いなく高橋建は先発ローテーションの中心にいるであろう。
今年の進化がまぐれでない限りは来季、自身最高の成績を出してもなんら不思議でもない。
38歳とは思えない若々しい顔つき同様来季、39歳とは思えないような好成績をあげてくれるような事もある気がして楽しみでならないものである。


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