2008年の広島カープ・広島カープの試合を細かく分析します。   シーズン中は試合コラムも書きます。 コメント・TB大歓迎です。

10/7 ヤクルト−広島 24回戦 プロ野球観戦って素晴らしい

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〜赤ヘル眼〜


プロ野球観戦って素晴らしい

2007年広島東洋カープの最終戦は感動的な記憶に残る試合であった。
プロ野球界に数々の記録と記憶を残したヤクルト古田の引退試合は、球場に駆けつけたスワローズファン、そしてカープファンの心に深く刻み込まれたものであろう。
私はこの試合神宮球場に居られた事をプロ野球ファンの一人として本当に幸せに思う。

外野自由席のチケットが手に入ったこの試合、私は正午くらいに友人と球場に駆けつけたがその時にはもうすでに1000人近くのファンが列を作っていた。
いつもの試合と何かが違うというオーラを感じながら迎えたこの試合、開門してレフト外野席の席を確保出来ると試合開始に向けて独特な緊張感が出てきた。
試合前のオーダー発表で5番キャッチャー古田が発表されると、ヤクルトファンだけではなくカープファンからも大歓声が起こった。

ヤクルト古田が打席に立つと、この日球場で配られた「27」と大きく書かれた緑のシートが360度球場を埋める。
ヤクルトファンだけではなく、カープファンのほとんどの人がその27のボードを古田の打席でかかげたという事実も古田の選手としての器の大きさがよくわかる。
クライマックスは8回裏、古田の現役選手としての最後の打席で、古田と同期入団で古田同様に今シーズン限りで引退を表明して前日引退試合を行なっていた佐々岡が登板したシーンであった。
この直前、佐々岡がブルペンに姿を見せただけで、レフトスタンドのカープファンからは「佐々岡」の大コールが起こっていた。
古田の打席で「ピッチャー佐々岡」がコールされるとカープファンだけではなくヤクルトファンからも大歓声があがった。

二人にとって、現役選手としての最後の舞台。
かつて豪速球を投げていた佐々岡のストレートのMAXは130キロもいかない。
かつて何年も連続で盗塁阻止率トップを記録した古田もこの試合、ことごとくカープのランナーに盗塁を許した。
しかし、このプロ野球界に記憶と記録を残してきた2人のプロ野球選手の対決は、見ているモノの心をこれ以上ないくらい大きく揺れ動かしたのだ。

その結果はショートゴロであったが、この対決後、神宮球場の演出で佐々岡に古田から花束が贈られ、球場全体から「佐々岡コール」が起こった。
関東のカープファンにも佐々岡の最後の勇姿と最高の演出を作ってくれた広島首脳陣と神宮球場の演出、そしてヤクルトファンにも心から感謝したい。

試合後、古田の引退セレモニーではレフト側のカープファンも誰一人となく帰る事はなかった。
セレモニー中、号泣する人が選手も含めあちらこちらにいる。
古田が最後に「また逢いましょう」という言葉を言った瞬間、古田から放たれる言葉を染みるように聞いていた神宮球場のファンから大きな拍手と歓声があがった。

セレモニー後、球場を一周する古田に対してカープ応援団からも古田の応援歌が演奏される。
それに合わせるようにヤクルト応援団からも古田の応援歌が演奏され始める。
「古田」「古田」の大歓声に浴びながら、古田が笑顔で球場のファンに記念ボールを投げ込む。
ヤクルトだけではなく、プロ野球のために全力を尽くしてきた古田だからこそ見られた光景であったのだろう。

プロ野球観戦って良いなぁ、素晴らしいなぁって心から思えた記憶に残るプレミア試合であった。
思えば私が初めてカープ戦を観たのもこの神宮球場。
その時は当時守護神であった佐々岡がサヨナラ死球を与えて終わるという試合であった。
その試合終了の際に投げられた多くのメガホンのうちの1つが私の頭に当たった。
その時味わった頭の痛みと心の痛みからカープを球場では観戦したくない、カープファンはマナーが悪いというものを当時少年だった私の心に大きく刻まれたものであった。
しかしその印象も10年以上経った今、もう完全に消えてしまっている。
10年以上前の記憶に佐々岡が主力で出てくるあたりに佐々岡の長年のカープの貢献度とカープの歴史の流れを感じさせる。

この日は8人と観戦したのだが、野球を現時で観ること、仲間と一緒に観ることはテレビで観るのとは全く違った感動やドラマというものがそこにある。
今や関東のカープファンでは試合後メガホンを投げるような人は全くというほどおらず、他球団のヤクルト・横浜あたりとは最終戦などでエール交換を行なったりしている。
今年はカープの試合に限らずパリーグの試合など11球団の試合を私は観戦したのだが、プロ野球を現地で観戦する事はその場にいって始めてわかるような面白さがたくさんある。
プロ野球人気が低迷していく時代の流れの中で私はこれから、どういうカタチであれ野球観戦の楽しさというものを多くの人に伝えていけたらなと今思っている。

プロ野球観戦・応援は面白い。
一人でも多くの人がそう想えるように我が愛すべきカープも球団・選手・応援団・そして一人一人のファンが少しでもいいから、出来る範囲でいいから、努力をするべきであろう。
プロ野球はクライマックスシリーズが始まりまだまだ続くが、広島東洋カープの今シーズンが終わった今、今年出逢えた多くのカープファン・そしてカープの試合でのドラマや感動に心から「ありがとう」と言いたい。
本当に本当にありがとう、そしてまた来年もよろしくお願いしますと言って今シーズンの私のコラムを締めたい。

9/18 横浜−広島 22回戦 苦しくなった横山を守れ

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〜赤ヘル眼〜

苦しくなった横山を守れ

この日は日本ハム−楽天を東京ドームで観戦してきたのだが帰宅してカープ戦の録画を見た後ネットで見た本日付の中国新聞の球炎の記事のあまりの結果論の内容に驚かされた。
前日打ち込まれた青木勇人の登板について酷評してるが連日失敗していた林が6回2点リードの場面で登板した事は触れてもいない。
というより、現状のカープのブルペン陣は永川を含めほぼ全員の投手が前日打ち込まれている現状なのだ。

9回捕まった青木勇人はここのところずっとセットアッパー的な役割を担わされてきて結果も出してきた。
いわば今のカープの中継ぎエースの一人である。
新人で1年安定しないピッチングだった前日の上野とは訳が違う。
その投手が前回失敗しただけで9回5点リードの場面で登板した事がそこまで非難される事であろうか。
セーブのつく3点差以内ならともかく、5点のリードでさえ批判してるところに結果論が強く出ているように感じる。
この記事を見るととてもじゃないけど同じ記者が書いた内容には思えない。

上の記事で例えられている阪神のJFKのうち、JとKがこの日失点をした。
先日はFも決勝打を打たれている。
彼らが前日打たれたからといって翌日5点リードの場面で登板させる事で批判する人物はいるだろうか。
カープの中では横山と共に抜群の安定感を見せてきた青木勇人が1回の失敗の後に5点リードで登板した事を地元記者に強く叩かれる。
だが、これは記者とか関係なしに現場で観戦した一人のカープファンの辛い感情を素直に表しているのかもしれない。
今のカープなら毎日観戦してればヤケ酒のような感情になっても無理がない。

気がかりなのは唯一中継ぎで抜群の安定感を見せている横山である。
横山と共に勝ちパターンであった青木勇人・永川とここに来て調子を落としている。
今の中継ぎは横山以外ボロボロという状況だが、その中で横山に負担がよりかかる事も想像できる。
プレーオフ進出もなくなり最下位争いをしてる現状の中で、大事なのは消化試合の勝利よりも来シーズンに繋がる戦いである。
その中でルーズショルダーの経験のある横山に勝ちを求めるあまり、頼りすぎる(使い過ぎる)起用だけは絶対してはならない。
来年の戦力構想を考えた時、リリーフで横山抜きではとても考えられない。
だからこそ、登板多々になり、球数を多く投げさせたり、どんな場面でも登板させたりする事はしたい状況でもしてはいけないであろう。
外野がワーワー騒いだとしてもここだけは首脳陣に強い気持ちを持っていて欲しいと私は強く思う。
これからの試合、もし僅差でもない展開で横山以外の投手が打たれたとした時に、外野から「なぜ横山ではないのか」という意見が出たとしてもその意見はメリットのようでデメリットでしかない。

9/9 広島−横浜20回戦 木下氏を来季1軍首脳陣に入れるべき

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〜赤ヘル眼〜

木下氏を来季1軍首脳陣に入れるべき

シーズン途中から毎試合HDに録画をしているのだが、リアルタイムで試合が見れなかった日に、結果のわかってる試合に対してここまで完璧に録画再生する事は今までなかった。
そうさせたのはテレビ中継の中で、一人の解説者の解説に面白い書物のようにハマりこんでしまったからである。
その解説者は2年前までカープの2軍監督をやっていたヒゲが特徴の木下富雄氏である。

説得力のある解説、奥が深い解説、オリジナルティがある解説、豪語な解説など解説者にもそれぞれカラーというものがあるが木下氏の場合はすべてにバランスが良いように思える。
威勢の良い声では決してないがコンパクトで的確な解説をしており、時より豪語の部分もあるがそこが強すぎず弱すぎず絶妙といった感じである。
そして長い間カープの二軍監督をやっていた事もあり本当によくカープの選手の事を細かく知っている。
それが選手の技術的な部分だけではなく精神的な部分も把握しており、解説にも全くハズレがないとまで個人的には思う。
この日の解説の中でも「先日の鞘師の全力疾走」・「新井の打撃フォーム」・「大竹の精神面」・「捕手のリード」・「盗塁」などすべての部分が的確だと感じた。

今年の2月私は初めて日南キャンプに行ったのだが、5日間の滞在期間の中、4日木下氏と遭遇した。
行く所、行く所、白髪のヒゲがどこかにいるのだ。
時より選手が練習してるグラウンドの中にもいたりした。
客席から一人ポツンと見てる時もあった。
本当にカープ、そしてカープの選手が気になる人なのだろう。

実際に私も木下氏からサインをもらい、話もしたのだがその時すぐに感じた事があった。
それは、この人は「万人受けするタイプ」だなという事である。
世代に関係なく、若者が接しやすいタイプの人だとも思った。
これは技術指導、現役時代の実績等があるからといって持てるものではない、師の立場の人間にとってとてつもなく大きな才能だと私は思う。

そこで、来季の戦力補強として木下氏を補強する事は出来ないのだろうか。
阪神の岡田監督、ヤクルトの若松監督のように2軍監督を経験した人物が1軍監督でも成功するケースはある。
木下氏はカープの2軍監督を5年経験しており、2軍優勝経験もある。
個人的に次期監督と言われてる野村謙二郎の前に木下氏を一度監督としても見てみたい。
また、監督でなくてもヘッドコーチという役職にもピッタシだと思う。
現に達川政権2年目の2000年に1軍チーフコーチをやった際には前年借金21だったチームが借金5まで減っている。
この年は野手の主力の緒方・前田・野村がシーズン序盤で怪我で離脱している事や投手陣のメンツから見てもこの数字は凄く良い成績だったと思う。
シーズン終盤は投手陣がボロボロではあったがこのシーズンはかなりチームワークが良かったのでないかと思う。


ブラウン監督もここにきて自身が連れてきたリブジーコーチだけではなく日本人コーチの意見や方向も多く取りいれる方角になって来ているように感じる。
例え来季ブラウン監督が続投だったとしても今のブラウン監督だったら木下ヘッドコーチを入れても大丈夫であろう。
ヒルマン監督が去年日本一になった際、そこには日本人の白井ヘッドコーチの存在が大きかったという。
ヒルマンが白井ならブラウンは木下でいかがであろうか。

来季木下氏がカープの1軍で師としてユニフォームを着てる事は確実に大きな戦力補強だと思う。
是非球団には来季、木下氏に師としての大きなポジションを与えて欲しい。

9/4 ヤクルト−広島18回戦 栗原よ しっかりと走ってくれ!

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〜赤ヘル眼〜

栗原よ しっかりと走ってくれ!

神宮で生観戦してきたこの試合。
両軍先発のクライシンガーと長谷川はどちらも素晴らしい投球内容であった。
特に今日のグライシンガーは絶好調の前田以外は誰が出ても結果は変わらないといっても過言じゃないくらいに良かった。
気持ちがもやもやするけどこれは仕方ないと思ってしまうような今日の試合。
おそらく私もテレビ観戦していればネタもなく明日明日となっていただろうが現地観戦してたからこそ仕方ないと思えないようなシーンが一つあった。
それは7回ワンアウトから栗原が打った遊ゴロに対しての栗原の走塁の姿勢である。

7回表ワンアウトランナーなしで打席には栗原。
その初球、グライシンガーの内角直球に対して栗原の打った打球はボロボロに詰まり三遊間に飛んだ。
この打球に対して栗原はやってしまったといったような感じでゆっくりと走り出す。
ショート宮本の捕った打球は打球が死んでいた事もあり意外に余裕のあるタイミングのアウトではなかった。
だからこそ余計に打者走者の栗原の姿勢が気になった。
最後はブレーキをかけるようにスピードを落とし、とてもじゃないけど1塁に駆け抜けるという仕草には見えなかったのである。

レフトスタンドからは打者が走り出す様子がよくわかる。
足が例え速くなくても懸命に走ってる事がわかる打者もいる。
倉は足は速くはないがゴロが飛べば走る姿勢がしっかりしてる打者に私は思う。
かつていた外国人のディアスなどはボテボテゴロなどの走る姿勢が特に素晴らしかった。
その中でこの日のスタメンの中で一番年齢の若い栗原は走る姿勢というのに対して今季若さを感じられない事が多い気がしてならない。
これは他の選手では森笠にもよく感じる事でもある。

栗原が足がそこまで遅い選手にも私は思えない。
もし、栗原が懸命に走っていて駆け抜けていたらどのようなタイミングになっていただろうか。
こういう姿勢がシーズン通して一人の選手が続いてるというのはこれは間違いなく走塁コーチも指導をしていないであろう。
前田は足に爆弾をかかえているので仕方ないにしても栗原・森笠あたりに走塁の懸命さが見えない事が多い状況では走塁面の意識がカープのチーム全体にあるとは思えない。

途中加入した元中日のアレックスは攻守で結果を残し、先日ほぼ来季の残留が確定したとの報道も出た。
私がアレックスに対して素晴らしいと思うのは打撃・守備だけではなく次の塁を狙う走塁面での姿勢である。
懸命に走り、ちょっとでも相手の守備の状況を見て次の塁を積極的に狙う走塁をする。
これは私が思うにアレックス自身の走塁センスもあるとは思うが、それ以上に中日というチームが走塁面に対して厳しく指導されているチームであったような気がしてならない。
それくらい最近のカープは走塁の意識が極めて低いと感じることがとても多い。

グライシンガーの出来はまさにこの日は完璧だった。
だが、こういう絶好調の投手がなにげないボテボテゴロの内安打から失点するようなケースもプロ野球ではよくある事である。
7回の栗原の走塁からは「やられたー」というような感情は伝わったが「セーフになるための懸命の走り」は全く伝わってこなかった。
細かいかもしれないがこういう些細な姿勢も強いチームとの差の一つではないだろうか。
巨人が投手陣がフラつきながらも首位にいるのは走塁コーチのスペシャリストが加わった事も大きい気がしてならない。
今年のカープに走塁への強い意識は残念ながら感じられない。

9/1 広島−中日 17回戦 仲間が最高のシチュエーションで繋ぎ前田が勝ちに繋がるヒットで決めた

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〜赤ヘル眼〜

仲間が最高の状況で前田に繋ぎ前田が勝ちに繋がるヒットで決めた

この日の2000本安打達成はもうないか。
嶋の勝ち越しホームランが出たとき誰もがそう思ったに違いない。
8回裏2点リードの1アウトランナーなしで打席には1番梵。
5番の主役の前田に回ってくるとは思えなかった。

だが、梵が四球を選び、東出はレフト線にこの日猛打賞となる2ベース、アレックスは倒れたが新井がフルカウントまで粘りなんと2アウト満塁の状況で前田に繋いだのだ。
前日、前田は記者の「2000本安打はどのようなカタチで決めたいですか?」という問いに「勝ちに繋がる安打」と答えたという。
まさしく、この前田への繋ぎは前田がこの日主役になるための勝ちに繋げる・・いや「勝ちを決める」ために用意されたシチュエーションだった。

満員のスタンドが揺れる。
2アウトランナー満塁で打席には通算1999安打の前田。
その前田はノーツーからの球をライト線に芸術的な前田らしいヒットで決めた。
チームメートが前田のために最高のシチュエーションで繋ぎ、その中で前田が決めたというこれ以上ないくらい綺麗な2000本安打達成であった。

この8回のチームの繋がりを見るとやはりカープの最も中心の選手は前田なんだなぁと強く感じた。
数々もの怪我を乗り越えて達成した2000本安打だがまだまだカープには前田の存在は必要不可欠である。
前田には2000本と言わず2500本安打を目指してまた走り出して欲しい。
そして最後くらい固く書かずに素直にこう言いたいと思う。

今日はたくさんの感動をありがとう。
カープにずっといてくれてありがとう。
これからもカープをよろしく! と。

8/15 広島−巨人 17回戦 安打を自分のミスと認識したからこそ生まれた隠し球

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〜赤ヘル眼〜

安打を自分のミスと認識したからこそ生まれた隠し球

隠し球が生まれた7回表、巨人の先頭打者李が放った打球は強いゴロでセンター方向へ飛んだ。
その打球をセカンドの山崎は後ろに下がり気味になりながら捕りにいったが触ったものの捕球できずヒットになった。
こういう打球を昨日スタメンだった東出が捕ってピンチを救ったシーンを今シーズン何度見たことか。
他球団のセカンドならともかく東出はセンターに抜ける強いゴロの打球を間一髪で飛び込むファインプレーが得意な選手である。
おそらくその事は2軍に長くいた山崎もよく知っていたであろう。
私自身、この打球を山崎が捕れないのを見て東出だったら捕れていただろうと正直思ってしまっていた。

だが、山崎の最大の魅力は華麗な守備である。
守備が武器で一時期はショートのレギュラーを掴み取ろうとしてた選手。
送球難であったショートの守備の東出とその対照的な滑らかなグラブさばきと送球で打撃は期待は出来ないもののレギュラーとして使われた時期もあった。
山崎自身も守備には相当自信を持っているのであろう。
その山崎が守備で普段チームメートが捕ってる打球を取れなかった事を悔やまないはずがない。
この事がギャンブルといってもいいような隠し球に繋がったのであろう。
正直、山崎クラスの選手が隠し球というギャンブル的な事をするのは調子に乗りすぎではないかと思うところもある。
だが、あのまま自分の「ミス」を失点に繋げたくない、そのまま試合を終わらせたくないという想いが隠し球の行為をさせたのだろう。
正直個人的にはあまり好めないシーンではあったが試合が終わってから試合を振り返るとこの隠し球が良い具合に味を出している。

低評価であった打撃でもヒットと犠飛に犠打と文句ない成績を出したこの日の山崎。
その中で一番の自分自身の魅力である守備に汚点をつけたまま試合を終わらせるのは嫌だった想いから隠し球が生まれたのであろう。
山崎だからこそ誰がどう見てもヒットの打球が「ミス」であり「汚点」なのである。
山崎のプライドを見れたお盆のナイスゲームであった。

7/1 広島-巨人 9回戦 小林&澤崎コーチも立ち上がれ!!

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〜赤ヘル眼〜

小林&澤崎コーチも立ち上がれ!!

残酷な試合の幕切れに悔しさと寂しさと悲しさがただただ止まらない。
不安定な守護神が試合をまた壊した現実に多くのファンの心が乱れている。
一番悔しいのは本人だろうが本人じゃどうする事も出来ない範囲にもう来てしまっている。
その選手を使うか使わないかも首脳陣・・いや現在はブラウン監督の考え次第なのである。

試合後ブラウン監督は「抑えに必要な威圧感や球の切れを持っているのは、うちでは永川しかいない。ほかの投手という選択肢はない」と発言している。
今のこの状況で永川を使い続ける事はチームとしてどうなのか。
ファンだけでなく守ってる野手も間違いなく今の永川の状態に不安を感じているだろう。
そして個人的に一番気になるのが小林・澤崎両投手コーチがこの発言を聞いてどう思っているかである。

小林・澤崎両コーチともリリーフの経験も抑えの経験もある。
両コーチとも永川のようにストレートが特別速いわけでもなかったがそれでもしっかり抑えのポジションもこなしていた。
また、リリーフとしてカープのブルペンにも長くいる事も多くカープのブルペンの傾向をよく知っているはずである。
その二人が今の永川の状態を見てなんとも思わないのか。
崩れてきた投手がそれでも使われ続けてさらに打ち込まれる現実などは澤崎コーチあたりは自身の経験からもわかってるのではないだろうか。
小林コーチにしても、マウンドに行くような立場のコーチならば雰囲気で永川をこれ以上抑えとして続けてはマズいと感じているのではないだろうか。
どういうチームルールがあるかは知らないが言える事は二人ともカープの1軍投手コーチという事である。
それだけではなく、少なくてもブラウン監督よりはカープのブルペンについても日本人の心情にしても何倍も知っている人物である。
小早川打撃コーチが動く記事は見かける事はあったがこの両投手コーチが動く記事は見た事がない。
今こそ自分達のキャリアに自信を持って監督に対して意見をぶつける時であろう。
永川以上に両投手コーチに自信を持って行動をして欲しい。

去年ブラウン監督が前田2番の打順を止めて前田5番にして繋がらなかった打線が繋がった際にブラウン監督は「私は頑固者ではあるが愚か者ではない」とコメントしている。
もし、これが本当なら両コーチが思い切って意見を言っても聞き流される事はまずないであろう。
ファンがああだこうだ言うのと投手コーチが言うのでは全く効果が違うであろう。
本当にALL−INというチームテーマであるなら、両投手コーチにはチームのこれからのためにも勇気を持って立ち上がって欲しい。

6/13 広島−ロッテ 3回戦 千葉マリンを新球場は見習うべき

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〜赤ヘル眼〜

千葉マリンを新球場は見習うべき

広島から戻りすぐに幕張にある千葉マリンスタジアムに向かった。
試合開始3時間前に到着したのだがまだ試合が始まってないのにもかかわらず球場外はすでにおおいに賑わっていた。

球場外はお祭りなどでよくある屋台が30店舗近く並んでいた。
店のジャンルも多く、いわばお祭りをしている感じである。

さらには球場外に設置されたあるステージでは千葉ロッテマリーンズのマスコットキャラクターとダンサーによるお子様向けのステージショーを開催。
ロッテの4匹のマスコットとダンサーがミュージカルをしていて子供たちがそれを見て楽しんでいる。
途中から見ていた子供達もダンスに参加して楽しく踊っていた。

さらにはロッテの投手陣が投げたような角度で打てるバッティングセンターもあった。
20球300円で他のバッティングセンターでは味わえないような角度からバッティングをする事ができる。
5人ほどの投手から選択する事ができるのだがその中でも渡辺俊介のアンダースローのものは従来のバッティングマシンの常識を覆す衝撃的なものであった。
ここは試合開始前と、試合後の30分楽しむ事ができる。

他にも去年交流戦で優勝したお金で建てられたというロッテミュージアム・試合中小さな子供を臨時託児してくれるキッズハウスなど千葉マリンスタジアムは完全にアミューズメント化していた。

ロッテのファンの方と試合前お話をさせていただいたのだが、ロッテファンは年々増え、また多くのファンが開門前から球場外のイベントを楽しむためにやってくるという。
前述に書いたバッティングセンターやキッズハウスは今年になって作られたものである。
これだけイベントが次から次へと増えればファンも自然増える事であろう。
この日は平日にもかかわらず、外野スタンド・内野席・内野2階席までぎっしりとファンが入っていた。

球場までは歩いて約20分、球場までの間に人が賑わうようなスポットもあるわけでもない。
交通アクセス的に良いとは言えない場所に球場があるのなら例え球場が綺麗でもファンは長くは根付かないであろう。
しかし、そこにまた行きたいと思わせる何かがあればあるほどファンは根付くものである。

広島でヤード跡地まで歩いたが正直かなり交通のアクセス条件的には現市民球場よりも劣る所であった。
しかし完成するならば千葉マリンスタジアムよりも立派な球場が出来るであろう。

カープフロントには今から千葉マリンスタジアムの実体をよく研究し、新球場に向けて色々な企画の案を蓄えて欲しいものである。
千葉マリンスタジアムの最初の頃のように綺麗なだけであったらファンは根付かないものである。
それがボールパーク・アミューズメントパークのような場所が出来れば、特に若者は例え遠くたって行くものである。
新しいファンを獲得するにはここはとても大事な部分だと間違いなく言えるであろう。
新球場が楽しくてワクワクするような球場になる事を心から願っている。

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* 動画や写真を使った千葉マリン詳細レポも後日HPで書きます。

6/3 楽天−広島 2回戦 不調の波がない俊足という武器

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〜赤ヘル眼〜

不調の波がない俊足という武器

先発黒田がわずかな援護点の中で完封勝利をした。
チームは4連敗中で打線が不調の中でのこの完封劇はエース以外なにものでもない。
この試合黒田様様の試合ではあったが、あえて今日は少ない得点シーンの場面について書きたい。

先制点をあげた5回表の攻撃、喜田のヒット・倉が犠打で送った後松本の打った打球を楽天高須が失策し1アウトランナー1・3塁でバッター梵。
4球目、梵の打った力ない打球はセカンド高須のもとへ飛ぶ。
高須は前進して捕球し近くを走っていた松本にタッチをしにいくが、その瞬間、松本が体をよじり、高須のタッチのタイミングをズラし、高須はアウトにはしたものの一塁への送球はわずかであったがセーフになった。
なにげない走塁だが、この松本の動きが1塁の梵をセーフにし、梵の脚力がまたなければセーフになってなかっただろう。
動きの悪いランナーであったら、そのままリズム良く高須がタッチしてダブルプレー、足の遅い打者だったら1塁でアウトだったのだろう。
松本・梵の走塁力があったからこそ生まれた先制点なのだ。
ダブルプレーであったらスリーアウトチェンジである。

打撃には不調の波はあるが俊足というものには不調の波はない。
不調の波のないものほど強いものはない。
あれだけ打っていた横浜打線がここのところ驚くように沈黙している。

最近のカープも打線、采配など不調が続いていたが今日の試合の中で、もちろんエース黒田の貢献が一番ではあるが、それ以外にも何か大事な事に気がつけたのではないだろうか。
打線が不調、森笠の右打席での情けなさが目立つ今だからこそ、余計に久しぶりの足技が光って見えた勝ち試合であった。

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